基礎演習

Author
Affiliation

柳本和春

神戸大学

Published

April 1, 2026

この授業について

日程

week date topic
1 2026-04-10 イントロダクション
2 2026-04-17 引用・プレゼンテーションの方法
3 2026-04-24 発表: グループ1
4 2026-05-01 発表: グループ2
5 2026-05-15 発表: グループ3
6 2026-05-22 発表: グループ4
7 2026-05-29 発表: グループ5
8 2026-06-05 発表: グループ6
9 2026-06-12 データ分析の基礎1
10 2026-06-19 データ分析の基礎2
11 2026-06-26 発表: グループ1
12 2026-07-03 発表: グループ2
13 2026-07-10 発表: グループ3
14 2026-07-17 発表: グループ4
15 2026-07-24 発表: グループ5
16 2026-07-31 発表: グループ6

課題

この授業では次のような基準で成績が評価されます:

  1. グループでのプレゼンテーション (40%)
  2. コメント提出と授業への参加状況 (30%)
  3. グループでの期末レポート (30%)

1. グループでのプレゼンテーション

この授業では, 6人程度のグループに分かれて, 教科書の内容をプレゼンテーションしてもらいます. プレゼンテーションは2回あり, 1回目は教科書の内容を正確に説明することを目的とし, 2回目は教科書の内容を踏まえて, 気になるテーマについて新たな図表を作成し, 発表することを目的とします.

プレゼンテーション自体はグループのうち誰が行なっても構いませんが, スライドの内容についてはグループのメンバー全員が理解している必要があります. そのため, プレゼンの最中に発表者とは別のメンバーに内容について質問することがあります.

2. コメント提出と授業への参加状況

各グループのプレゼンテーションにあたり, 発表するグループ以外の学生は, 事前に教科書を読んで, 一人2つ以上のコメントを提出することを求めます. 内容は, 教科書の内容で疑問に思った点や, 他の研究の可能性など, 授業中の議論のきっかけになるようなものとします.

Google Forms にて, 授業の前日 (23:59JST) までに提出してください. 全てのコメントを拾い上げることはできないため, 毎回ランダムでコメントを選びます. コメントが選ばれた学生は, そのコメントについて説明してください. その後, コメントに対して質問や議論などを行います.

3. グループでの期末レポート

期末レポートは, グループ単位で提出してください. 内容は, 後半のプレゼンテーションで発表した内容をまとめたものとします. 授業では学術論文の形式についても扱うので, 内容というよりも, 形式に沿って正確に記述できているかを評価します.

AIの利用

この授業では, 生成AIの利用を奨励します. ただし, 提出物の責任は全て, 作成した学生本人にあることを理解してください. 特に, 次の点に注意してください.

1. 内容を理解する

プレゼンやコメントに対して, こちらから質問することがあります. その際, スライドの記述やコメントの内容を説明できない場合は, 仮に記述そのものがあっていても理解できていないと判断します. 生成AIはあくまでも補助ツールであり, 提出物の内容は学生本人の主張でなければなりません.

2. 不正行為に注意する

生成AIは, 時に, 事実と異なる内容を生成することがあります. 仮に, 存在しない文献を引用していたり, 事実と異なる内容が含まれていた場合は, それが重大な不正行為とみなされる可能性があります. 生成AIを利用する場合は, 必ず事実確認を行い, 不正行為にならないように注意してください.

授業の進め方

この授業では, 教員による講義形式の日と, 学生の発表形式の日があります. 学生の発表形式の場合, 以下のような流れになります.

  1. 担当者のプレゼンテーション (30分程度)
  2. コメントと議論 (30分程度)
  3. 教員からのフィードバック (10分程度)
  4. ツール等の追加的な説明 (20分程度)

基本的には, プレゼンテーションとコメント・議論の時間をメインとします. 余った時間で, ツール (QuartoやR) の使い方を説明することもありますが, 議論が活発な場合は, そちらを優先します.

ツール

この授業では, 以下のツールを使用します. これらのツールは, すべて無料で利用できます.

  • VS Code: テキストエディタ. レポートやスライドの作成に使用します.
  • Quarto: ドキュメント作成ツール. レポートやスライドの作成に使用します.
  • Zotero: 文献管理ツール. 文献の管理と引用に使用します.
  • R: データ分析ツール. データ分析の基礎を学ぶ際に使用します.
  • rig: Rインストールマネージャ. Rのインストールとバージョン管理に使用します.

各公式サイトからそれぞれダウンロードしてインストールするという方法がありますが, 私はコマンドラインからインストールする方法をお勧めします. これにより, 今後のアップデートも簡単に行えるようになります.

インストール

Windows では標準のパッケージマネージャ winget を使うと, まとめて導入できます.

  • まず PowerShell を開き, winget --version が動くことを確認してください.
  • 以降のコマンドは, 基本的に PowerShell でそのまま実行できます.
# VS Code
winget install -e --id Microsoft.VisualStudioCode --accept-source-agreements --accept-package-agreements

# Quarto
winget install -e --id Posit.Quarto --accept-source-agreements --accept-package-agreements

# Zotero
winget install -e --id Zotero.Zotero --accept-source-agreements --accept-package-agreements

# rig
winget install posit.rig --accept-source-agreements --accept-package-agreements

もし --id ... が見つからない場合は, winget search vscodewinget search quarto のように検索して表示された ID を使ってください.

Mac では Homebrew を使うのが簡単です. Homebrew が入っていない場合は, まず以下をターミナルで実行します.

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

その後, 以下のコマンドでツールをまとめてインストールできます.

brew update

# VS Code
brew install --cask visual-studio-code

# Quarto
brew install --cask quarto

# Zotero
brew install --cask zotero

# rig (R インストールマネージャ)
brew tap r-lib/rig
brew install --cask rig

もし見つからない場合は, brew search quarto のように検索して cask 名を確認してください. インストール後, 次のコマンドで確認できます.

インストール後はPowershell/ターミナルを再起動してから, 次のコマンドでversionが表示されることを確認してください.

quarto --version
rig --version

アップデート

# 更新があるソフトの一覧を表示
winget upgrade

# まとめて更新
winget upgrade --all --accept-source-agreements --accept-package-agreements

# 個別に更新(必要なものだけ)
winget upgrade -e --id Microsoft.VisualStudioCode --accept-source-agreements --accept-package-agreements
winget upgrade -e --id Posit.Quarto --accept-source-agreements --accept-package-agreements
winget upgrade -e --id Zotero.Zotero --accept-source-agreements --accept-package-agreements
winget upgrade -e --id posit.rig --accept-source-agreements --accept-package-agreements
# Homebrew 自体とレシピ情報を更新
brew update

# 更新があるものの一覧
brew outdated --cask

# まとめて更新
brew upgrade --cask

# 個別に更新(必要なものだけ)
brew upgrade --cask visual-studio-code
brew upgrade --cask quarto
brew upgrade --cask zotero
brew upgrade --cask rig

Rのインストール

ターミナルで次のコマンドを実行することで, 最新版のRをインストールできます. アップデートする場合も同様のコマンドで行えます.

rig add release

VS Codeの拡張機能

VS Code には, QuartoやRを使うための拡張機能があります. これらを入れると, コードの補完や, Quartoのコンパイルなどが簡単にできるようになります. VS Code の拡張機能のタブで, “Quarto” や “R” で検索してインストールしてください.